頚肩腕症候群

頚肩腕症候群

首や肩に不快な症状を引き起こす頚肩腕症候群の症状や原因、当院での治療方法をご紹介いたします。

頚肩腕症候群

「頚肩腕症候群」とはあまり聞きなじみの無い疾患名ですが、多くの方が悩まされています。一度発症すると慢性的な経過をたどることが多く、出来るだけ早期に治療開始・原因究明を行う必要があります。ここでは、頚肩腕症候群についてご紹介いたします。

頚肩腕症候群とは

頚肩腕症候群 一言で説明すると字を見た通りのなのですが、首や肩・腕にかけてなんらかの症状が現れる疾患の一つに頚肩腕症候群があります。首や肩にかけてしびれや痛みを引き起こす疾患は胸郭出口症候群や頸椎ヘルニアなどいくつかありますが、画像診断等をしても何も異常が見つからないけれども症状が現れていて、尚且つ他の疾患の可能性が低い場合に「頚肩腕症候群」と診断されます。そのため、まずは胸郭出口症候群や頸椎ヘルニアなどの組織に問題が無いかを確認することが必要です。何も問題がないにも関わらず症状が現れていると分かった段階で早期に頚肩腕症候群を疑い、治療を開始されることをオススメします。頚肩腕症候群は他の疾患と違って問題ここにあると言い切ることが難しく、原因を絞り切る事は非常に困難な作業になります。

 

 頚肩腕症候群の症状としては、発症初期は肩こりや首こり、軽い腕のしびれなどの症状が現れる事が多いです。進行すると、首や肩こりの慢性化、手のしびれによって日常生活に支障が現れたり、手が冷たくなって見た目的にも血色が悪い状態が認められたりします。ストレッチをして治まっていた症状が全く変化がなくなったり、またどんどん悪化していくこともあります。

 

・パソコン作業を長時間行うと症状が現れやすい
・ハンドバック等の鞄や荷物を持っているのがしんどい
・夜中に手がしびれて起きる事がある
・字を書いていると腕や手がしんどくなる
・肩こりや首こりがつらくなると、頭痛や眼の痛みが現れる事がある
・電話を持っている会話するのがしんどい

以上のような症状が現れている事が多く、実際に当院へご相談いただいた事のある症状です。

当院での頚肩腕症候群治療

頚肩腕症候群治療 一回 5500円

 

鍼灸治療 頚肩腕症候群は画像診断等で異常が見つからないため、初期はただの肩こりと思って我慢されている方がほとんどです。しかし、原因が日常生活での使い方から引き起こされるため同じように使い続けていると急激に症状が悪化してしまう事や慢性化してしまう事があります。そのため、出来るだけ早期に治療開始・日常生活での問題となりそうな癖や使い方の改善を行う必要があります。当院では、治療初期は鍼灸治療にて症状の改善を目指します。その後、必要に応じて姿勢矯正などの全体的なバランスを取り直して再発予防を考慮した治療内容に切り替えることもあります。
 頚肩腕症候群の場合には自律神経の問題も関係してくることがあります。実際に当院へご来院いただいた方の中にも自律神経バランス測定を行った結果、自律神経の乱れが確認出来た方もおられます。そのような場合には交流磁気治療などを組み合わせた治療方法で症状の改善を目指します。

セルフケア

ストレッチ

 こまめにストレッチをしたり動かしたりすることは大切です。動きが少ない=血流が悪くなる=筋肉に栄養が運ばれなくなる=筋肉の状況が悪くなり症状を引き起こすきっかけになる、といった流れが出来上がります。単純にストレッチで解消するわけでは無いですが、しないよりも動かしで血流を少しでも良くするように働きかけておくことが改善に繋がります。一度症状が現れた事がある場合には、症状が改善したとしてもこまめなストレッチをしておくことをオススメします。また、ストレッチと書くとどんなストレッチが良いか悩まれる事がありますが、大きく全体を動かすようにしてください。

冷やさない

 身体が冷えてしまうとこちらも血流障害を引き起こし症状の悪化に繋がります。そのため、身体を冷やさないようにすることは大切です。医学的に言う冷やさないようにするは、運動です。運動によって体温が上がることがベストです。また、首や肩周辺を冷やさないようにマフラーやストールをして防寒することも効果的と考えます。また、夏場であればエアコンの風が直接身体全体、首や肩周辺の冷え対策は行うようにしてください。